10月11日第23回「高良大社観月祭」を開催しました
「月神」と称えられる高良玉垂命のご神威を仰ぎ、
高良山の遠い昔に想いをはせながら、秋の一夜を楽しみました
高良の神様は「月神」といわれています。
高良の神様のご出現の日は、陰暦の9月13日。いわゆる「十三夜」で、美しい月が見られます。
古くからこの日に「月待ち」をする習わしが全国的にありました。
観月祭は、「月神・高良の神」にならい、月を愛でる祭りとして行われ、今年で23回を迎えました。
高良の神様のもとに集い、
大勢の皆様が、心ゆくまで観月のひとときを過ごしました
10月11日(金)
■観月祭
午後6時、本殿にて「観月祭」が執り行われました
■神事 奉納行事
神事に続いて、本殿、御神前において奉納行事が行われました
・ 仕舞「歌占」 久留米喜多流奉賛会
久留米喜多流奉賛会は永年に亘り、高良大社例大祭において謡曲の奉納をされています
・箏曲「秋の夜」 中村雅楽芙美 氏
久留米市三曲協会会長。平成3年の第1回高良大社観月祭より毎回演奏されています
・琵琶「耳なし芳一」 筑前琵琶保存会
筑前琵琶保存会(会主 青山旭子氏)の柳嶺鳳さんと槙田亮介さん(中学生)が演奏し、
大きな拍手がおくられました
・吟詠 「事に感ず」 錦城流 加藤城勲 氏
東京麻布に総本部を置く全国組織の創流60周年を迎える伝統と格式ある流派です
・二胡「赤とんぼ」他 鄧昱勝 氏
台湾出身の鄧さんは、現在久留米大学大学院比較文化研究科に在学中です
■直会(なおらい) 奉納行事 (境内・特設舞台)
みんなで聴き入り、拍手をし、笑い合い、
高良の神様の助力をいただきました
・雅楽 御井町雅楽同好会
昭和49年に発会。一時中断されていたものを平成5年12月に再編成
約20名の会員中、半数近くが女性です。高良大社祭典での雅楽奉仕、御井校区の芸能祭、他イベントに出演しています。(稽古日・毎週土曜日夕方、大学稲荷神社にて)
・久遠太鼓
立正佼成会久留米教会の青年部の皆さんです
久留米の伝統芸能を何か継承していきたいと考え、発足されました
・二胡 鄧昱勝 氏
本殿での奉納演奏に続いて再びステージへ
「アンコール!」の声に「故郷」を演奏され、会場の皆さんも合唱しました
・柳川日吉太鼓 柳川日吉神社
白秋の歌「あわて床屋」を太鼓で演奏されました
迫力のある演奏に、柳川の歴史と文化、人々の躍動感あふれる生活を感じることができました
・久留米にわか 久留米にわか保存会日吉ぎんなん社中
平成9年より、日吉町の日吉神社境内舞台にて「久留米にわか」が復活しました
約20名の皆さんが毎月第三火曜日に日吉神社にて稽古をされています
・斎館薄茶席・野点(二席) 表千家北村宗孝社中(福岡市)
お茶席でほっと一息。心をこめたおもてなしに、皆さんも笑顔です
■直会(なおらい)
直会とは、祭りの終了後に、神前に供えた御饌御酒(みけみき)を、神職をはじめ参列者の方々で いただくことをいいます。
お世話をいただき、おでん、豚汁などが振る舞われました
「おいしい、おいしい」とみんなでいただきました
■観月祭の臨時バスに乗って、高良の神様の元へまいりました
毎年、貸切西鉄バス(運賃無料)が運行されています
貸切バスを降りて、三の鳥居・本坂(ほんざか)へ向かいます
「ここは131段。ゆっくり上りましょう」
声をかけ合って、高良の神様の元へ向かいました
来年10月、ぜひ「高良山くんち」にお越しください