3月7日、平成31年度 高良大社崇敬会総会を開催しました。崇敬会は、高良大社の弥栄と歴史的文化遺産の維持継承を願い、諸事業を支援・協力しています。多くの皆様のご入会をお待ちいたします。
平成31年3月7日(木)の午後4時より、ホテルマリターレ創世にて、平成31年度高良大社崇敬会の総会を開催しました。
開会により、伊勢神宮遙拝、国歌斉唱、敬神生活の綱領唱和に続いて、高良大社崇敬会 井手和英会長の挨拶、来賓紹介、そして議長選出を行いました。
議事に入り、平成30年度事業報告及び決算報告・監査報告、平成31年度事業計画及び予算案について厳粛に審議され、全議案とも満場一致で原案通りに可決承認されました。
この後、高良大社の竹間宗麿宮司が挨拶を行い、総会は閉会いたしました。
高良大社崇敬会 井手和英会長 挨拶
「平成の大修理を11月末に完了いたしました。高良会館5階・6階の参拝者トイレなども整備され、今後も多くの方々が高良大社への参拝を楽しみにされることと思います。また、皆様のご協力で、崇敬会の会員も150名程増え、会員数は596名となりました。これからも崇敬会の輪を広げてまいりたいと思いますので、宜しくお願いいたします」
高良大社 竹間宗麿宮司 挨拶
「皆様のご協力のお蔭で、平成の大修理を無事に終え 一新することができました。また、奉賛金によりまして、お祭りや神楽を奉納する際の雅楽の楽器を作ることができました。御代替わりの大きな時代の転換期を迎える中、崇敬会の役割というものは、まずお一人おひとりが国づくり、地域づくりの中心であり、最終的には地域貢献ということでしょう。そのためにも会員さんを増やし、崇敬会の輪を広げていきたいと思います。今後もご支援をいただきますようお願いいたします」
引き続き、午後5時より、記念講演会を開催しました。
今回は、宗像大社宮司の葦津敬之氏を講師にお迎えして、「宗像の歴史と未来」を演題にご講演いただきました。
講演では、日本のはじまりや皇室の歴史、日本神話などに触れながら、世界文化遺産に登録された「宗像・沖ノ島と関連遺産群」、宗像の取り組みとしての「宗像国際環境100人会議」などについて話されました。
「私たち神主が歴史を語る際は、『古事記』『日本書紀』が基本になります。その元になるのは、稗田阿礼と言う人の口伝。まさに優れた記憶力だと言えます。現代人は文字、電子に頼りがちで、記憶力という点では退化しているのではないでしょうか。古代の人々の記憶伝達能力はかなり優れていたのではと思います。
また、宗像の歴史を知るためには、大陸との関係は欠かせません。その影響は一方的ではなく双方で影響を与える場合もありますし、逆に日本から大陸に伝わったものもあると思います。
日本には、古代より優れた造船技術と航海術があり、6~7世紀の金製指輪などを見ると奈良を中心に技術があったのだと分かります(抜粋)」
最後に、アインシュタインの著書より、『西洋と出会う以前に日本人が本来もっていて、つまり生活の芸術化、個人に必要な謙虚さと質素さ、日本人の純粋で静かな心、それらのすべてを純粋に保って忘れずにいて欲しいものです』の一文を引用して紹介され、「私たちは、日本人について、外国の人に教えられているように思います」と話されました。
参加者の皆様は熱心に講演に聴き入り、講演後には、「御代替わりを迎える今、大変勉強になるお話だった」と多くの方々が感想を述べておられました。
午後6時より、懇親会を催しました。
多くの皆様にご参加いただき、和やかに会員同士の親睦を深めることができました。
ご参加いただきました会員の皆様、誠にありがとうございました。
今後も高良大社崇敬会の活動にご協力をお願いいたします。
◆高良大社崇敬会 入会のご案内
本会は高良大社の御祭神を崇敬し、高良大社の弥栄と歴史的文化遺産の維持継承を願い、広く社会に貢献するため、高良大社が行なう諸事業を支援、協力することを目的としております。
本会の趣旨にご賛同いただき、ご入会いただきますよう心よりお願い申し上げます。
詳細は、当HPの「高良大社崇敬会」コーナーをご覧ください。
入会のお問い合わせは、社務所にお申し出ください。
高良大社崇敬会のパンフレット・申込書は社務所にございます (右)高良大社崇敬会会員証
◆お問い合わせ 高良大社崇敬会事務局 高良大社内
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