久留米ツツジの原木群がきれいでした! 高良大社には天然記念物「髙良大社のツツジ群生地」があります
平成27年04月29日
高良大社本殿の背後から南側の崖面に、「久留米ツツジ原木群」があります。
天然記念物「髙良大社のツツジ群生地」です。
小ぶりで色鮮やかな紅色のツツジ。
これは、樹齢200年を超えると推定され、久留米ツツジの原木とされます。
「近づいて見てください。これは、久留米ツツジの原木ですよ」
地元の方がこう言って、参拝者の方々に説明されていました。
「私は、今、高良山中腹のアジサイ苑の手入れをしてきたばかり。ここのツツジはよく手入れをされています。だから、こんなにきれいに咲いているんです」
参拝者の方々は、写真を熱心に撮っておられました。
久留米ツツジは、江戸時代末、久留米藩士の坂本元蔵(1785~1854)がキリシマツツジを原種として、新種の改良に成功したことで生まれました。
その際、坂本は、高良山及び梅林寺の境内に、多くのツツジを植えたと伝わり、そのツツジから種子を採取しました。
現在、梅林寺境内にツツジの古木は見当たらず、「ツツジの古木群生」は高良山のみに残るだけとなっています。
この季節に咲き誇る、久留米ツツジの原木の美しさ。
どうぞご参拝ください。
本坂の鳥居横に、ご案内しております。
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