工事進捗状況 第五回 第2、3、4回の見学会が開催されました。御屋根葺き替えも着々と進んでおります。
台風により延期となっておりました、第2回、第3回の御屋根替え現場見学会が9月17日、18日に開催されました。
両日併せて約130名の方々が見学にお越しになりました。
高良大社奉賛青壮年会、及び久留米大学の学生ボランティアの皆様のご協力をいただき、急な日程変更にもかかわらず、無事に開催の運びとなりました。
10月22日には、「高良山の史跡・文化財をめぐる見学会」と題して、御井校区、高良内校区、山川校区の子供会の皆様にご案内し、小学生、保護者の参加による「高良山の史跡めぐり、御屋根葺き替え工事」の見学会が行われました。
地元の子供たちに高良山について学んでもらいたい、との趣旨のもと、高良山観光ボランティアガイドの方々と久留米大学の学生ボランティアとの事前の勉強会を開催し、準備を整え、この見学会の開催となりました。
見学会開催に当たりましては、工事関係者、奉賛青壮年会、地元の観光ボランティアガイド、久留米大学のボランティアの皆様を始め、沢山の方々のご協力をいただきましたこと、厚く御礼申し上げます。
御屋根葺き替え工事は、台風による被害もなく、順調に進められています。
本殿東側の御屋根は、棟までほぼ一面に柿板が葺かれており、現在は軒の補修が進められています。
南・北側も葺き進んでおり、写真右の「谷」と呼ばれる箇所もきれいに葺かれています。
黒い文字が見えますように、皆様方に御奉賛いただいております柿板も、葺き込まれていきます。
また正面西側の御屋根は、ロープによる、耐震補強工事が行われました。
ロープによる補強は、建物を傷つけないという利点があり、大きな地震、強風への備えとなります。
また補修のために、社殿の錺(かざり)金具や、高欄(こうらん)、建具などの金具の取り外しが行われました。
11月中旬より、御社殿内部の工事も始まります。殿内の装飾・建具などの修理が、御屋根の葺き替えと並行して行われていきます。