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【高良山くんち】観月祭は関係者のみにて執り行います
10月11日の観月祭は、参加者を当社関係者と神職のみとしております。
一般参加者は募っておりません。
どうぞご了承くださいますようお願い申し上げます。
なお、10月9日より開催される高良山くんちにつきましては、
当ホームページの「高良大社例大祭」をご覧ください。
6月1日・2日 川渡祭の2日間、特別に、疫病・災難・厄難消滅「お杖さん」を境内に奉安いたしました。300年ほど昔、高良大明神から授かった杖です。新型コロナウイルス感染症の拡大が終息し、皆様方に幸せで平穏な日常が戻ってくることを祈念しております。
高良大社では、神社で「お杖さん」に関する祭典行事は行っていませんが、今年の新型コロナウイルス感染症の拡大危機に際し、多くの方々が不安を抱えながらの生活を余儀なくされている昨今におきまして、高良の神様と御神徳を授かる「お杖さん」の御神助のもと、一日も早くこの感染症の拡大が終息し、皆様方に幸せで平穏な日常が戻ってくることを祈念し、この度、特別に「川渡祭」の6月1日・2日の2日間に、「お杖さん」を境内に奉安しました。
◆祈 疫病退散「お杖さん」
300年前に高良の神様から授かった清祓の剣
高良大社の特殊な信仰に、「お杖さん」があります。これは、『お杖借り受け』と称して地区ごとに高良大社から「お杖さん」を拝借して、地域の安全・疫病退散・五穀豊穣を祈るものです。
「お杖さん」は、その名からして杖なのですが、誰もその納められた箱を開けた者はおりません。
今から300年ほど昔、山麓に住む信仰深い鹿児島教内(かごしま きょうない)なる人物が、どうしたことか流行病を煩いました。
なかなか治らず、「これはまだまだ自分の信心が薄いからだ」と考え、教内は、家族一同で高良大神様を拝んだところ、ある晩、夢枕に白髭の高良大神様がお立ちになり、「汝、我を念願する事至って深なり、我、汝に 来国次(らいくにつぐ)の剣をあたえん、此の剣を以て悪魔を清祓すべし」と告げられました。
翌朝目を覚ますと、枕元に杖が立てかけてあり、教内は喜んで杖を執り打ち払ったところ、病はほどなく全快したそうです。
この話を聞いた住持の高良山座主は、「玉垂宮の授けた杖を一般の家に置いておくのは畏れ多い事」として自らの元へ納めさせたところ、凶事が相次いだため、「在りし所に置いてしかるべき」と黒塗りの箱を調えて教内宅へと返されました。
その後、教内の元には、病気平癒祈願の為、霊験あらたかなる杖を借りに来る者が絶えませんでした。
時が移りあらためて高良山へ納められた杖は、「お杖さん」として、今でも、田植えの済んだ頃に筑後各地の世話人さん方が、拝借に来山します。
「お杖さん」が各戸を巡回してお祓いをする「高良お杖祭」と称して、集会所に奉安して町民一同にて安泰を祈念する。或いは、「お杖さん」の下を潜って息災を祈る等、各地区で様々なお迎えの仕方があります。
御参拝の皆様は、境内に設置された「お杖さん」にお参りをされていました。
4月6日、大学稲荷神社の春季大祭を斎行しました。春陽の好天気に恵まれ、多くの崇敬者の皆様方に御参列いただきました。心より感謝申し上げます。
4月6日(日)午前11時より、大学稲荷神社(御井町字宗崎)の春季大祭を斎行いたしました。
抜けるような青空の下、崇敬者の皆様方に御参列いただきました。心より感謝申し上げます。
拝殿において、祝詞、お祓い、玉串奉奠などの神事を執り行い、御参拝の皆様方は、清々しい表情で祭典に臨んでおられました。
祭典の最後に、竹間宗麿宮司が御挨拶いたしました。
「現在、新型コロナウイルス感染症が流行しておりますが、今はじっと耐えるとき。これ以上、この疫病が蔓延することなく、一日も早く、平穏な世の中になりますよう、今日の晴れ渡った空のように、気持ちがすっきりと不安がなくなりますよう、心から願っております。皆様もくれぐれもお体に気をつけてお過ごしください」
大学稲荷神社は、筑前・筑後稲荷十社の筆頭といわれ、明和8年(1771)、京都の伏見から勧請されました。
主祭神は、倉稲魂神(うかのみたまのかみ)。稲荷神社は、元々穀物の神でした。
その後、商売繁昌の神様として「御利益著(いちじる)し」と、人々に親しまれています。
多くの皆様が月詣りをされております。
折々に御参拝され、家内安全・身体健康・商売繁盛などお願いごとを御祈願ください。
春光の中、桜の木々を仰ぐ参拝者のお姿がございました。
お一人の女性が、「三潴町から参りました」と、にっこり。
「祭典の際は、境内の掃除のお手伝いしております。御奉仕をさせていただいていることに、感謝。それは、親の代からの教えがあったから。お陰で、86歳ですが、元気にしております」
2月17日、祈年祭(きねんさい・としごいのまつり)を執り行いました。高良大社の四大祭のひとつです。五穀の豊穣と皇室の安泰・国家の繁栄と国民の安寧・生業の発展を祈念いたしました。御参列をいただきまして有難うございました。
2月17日、午前10時半より、本殿にて祈年祭を執り行いました。凍てつくような寒さの中、御崇敬の皆様に御参列をいただき、滞りなく神事を斎行することができました。誠に有難うございました。
祈年祭は、毎年2月17日に宮中の賢所を始め全国の神社で行われる祭典です。
このお祭りは、11月の新嘗祭と対になる形で、高良大社の四大祭のひとつです。
宮司玉串拝礼
祈年祭では、本殿・御神前において、宮司一拝、宮司御扉を開く、神饌を供す、宮司祝詞を奉す、神楽奉奏、宮司玉串拝礼、参列者玉串拝礼などの神事を斎行いたしました。
神楽「式神楽」奉奏
竹間宗麿宮司 挨拶
「悪天候の中、ご参列いただきまして有難うございます。神様も喜んでおられることと思います。令和の時代となり、素晴らしい時代となりますよう、私共も務めてまいります。どうぞ、折々にご参拝いただき、歴史の一端に触れながら神様と会話をしていただければと思います」
祈年祭とは?
皇室の弥栄と国家・国民の一年の安泰を祈るお祭りで、大祭にあたります。
「年」は稲を意味し、籾(もみ)種をまく季節の初めに当たり、秋の豊穣を祈ります。
言いかえれば人間の生命の糧をお恵みくださるようにと祈るお祭りとも言えましょう。
この祭りでは、一粒のお米に神様が宿ると信じ、稲のみならず、五穀の豊穣と皇室の安泰・国家の繁栄と国民の安寧・生業の発展を祈念いたします。
1月19日、玉替祭(たまがえさい)を執り行い、「宝珠みくじ」の授与をいたしました。今年1年、幸運を授かりますようにー。多くの御参拝の皆様、有難うございました。
1月19日(日)午前9時より、本殿にて玉替祭の神事を厳粛に執り行いました。
次に神職は会場の高良会館6階に向かい、お祓いの後に、「宝珠みくじ」授与を行いました。
早朝から深い霧が立ち込めておりましたが、今年1年の幸運を願う御参拝の皆様が大勢駆けつけておられました。
皆様、寒い中、「宝珠みくじ」の授与にお並びいただき、有難うございました。
「玉替祭」は江戸時代よりの伝統行事のひとつです。
高良の大神様が神功皇后をお助けされた際、宝珠をもって開運に導かれたという御縁起によるものです。
今年、「宝珠みくじ」は、1500体ご準備いたしました。
宝珠を開くとみくじの紙が出て、各企業・団体の皆様の御厚意による協賛の品々が授与されます。お米やお酒、お花、お食事券、お野菜などの品々が授与されると、皆様は喜びの声を挙げておられました。
「毎年来ています」「昨年、お野菜をいただいて、とても嬉しかったので今年も来ました」と、笑顔がたくさん。
各企業・団体等の皆様、御協賛をいただきまして有難うございました。
この日限定で、「宝珠」を社頭にお出しいたしました。
大願成就の「宝珠」、「干珠(かんじゅ)・満珠(まんじゅ)」です。
高良の大神様が神功皇后をお助けされた際、宝珠をもって道を開かれたという伝説・御縁起があります。
さわったり、なでたり、ご夫婦やご友人同士で力をあわせて持ち上げながら、開運、招運を祈っておられました。
次第に境内は霧が消えつつも、お昼過ぎまで御参拝の皆様にお並びいただき、境内は大変賑わっておりました。
来年の玉替祭も、どうぞお参りください。
12月31日 年越大祓式(としこしのおおはらえしき)・除夜祭を斎行いたしました。晴れ渡る青空の下、大勢の皆様に御参列いただき、皆様の御協力によりまして、無事神事を執り行うことができました。心より感謝申し上げます。
12月31日、午後3時より、「年越大祓式(としこしのおおはらえ)」を執り行いました。
大祓は、日々の生活の中で知らず知らずに犯している罪・穢れを祓い清め、清々しい気分で新しい一年を迎えられるよう願う神事です。
ご家族連れなど大勢の皆様にお集まりいただき、皆様の御協力によりまして、無事神事を執り行うことができました。心より感謝申し上げます。
中門前での神事において、神職による大祓詞(おおはらえのことば)の奏上の後、御参列の皆様には、小さく切った紙片、切麻(きりぬさ)を身体にかけ、紙で作った「人形(ひとがた)」で身体をさすり、息を3回吹きかけていただきました。
こうして、この半年で積もった身体の罪けがれを移した「人形」を神事によってお祓いし、我が身の代わりにお清めいたしました。
大祓式に引き続き、御参列の皆様に御本殿にお入りいただき、除夜祭を執り行いました。
除夜祭は、令和元年の最後の祭典です。高良の神様に、一年の感謝の思いを御参列の皆様と共にご奉告いたしました。
本日は、誠に有難うございました。
12月22日、煤払祭を執り行い、新しい年を迎える準備をいたしました。
12月22日午前9時より、本殿にて煤払祭を厳かに執り行いました。
煤払祭は、社殿の煤を払い、新しい年を迎えるための準備を行う祭典です。
本殿・御神前において、神饌を供す、竹間宗麿宮司による祝詞奏上、玉串奉奠などの煤払神事を斎行し、煤払いを行うことを神様に奉告いたしました。
神事に引き続き、神職が特製の長い煤竹を振るい、幣殿の梁や柱にたまったこの一年のちりとほこりを払い落とし、拭い清めました。
煤竹は高良山中に群生する竹を使用しております。
拝殿の隅々、欄間、鏡などを丁寧に拭い清めました。
煤払祭は、単にちりとほこりを払うためだけではなく、神様を清々しくお迎えし、平和な年を迎えられるよう、代々執り行われてきた伝統的な行事です。
神職一同、令和2年の新しい年を迎えるにあたり、参拝者の方々が清々しく御神徳をいただけるよう心を込めて 御奉仕いたしました。
降りしきる雨の中、多くの皆様に御参拝いただきました。有難うございました。
手水舎の横にある冬桜が満開です。
11月14日、天皇陛下御即位に際して行われる御一代一度の「大嘗祭」に併せ、当社におきましても「大嘗祭当日祭」を斎行いたしました。多数の崇敬者の皆様に御参列いただきまして、誠に有難うございました。
毎年秋、天皇陛下は、その年の新穀を、御祖先である天照大御神をはじめ、神々にお供えし感謝を捧げる「新嘗祭(にいなめさい)」を宮中で御斎行されます。そして、天皇陛下が御即位後初めて行われる新嘗祭が「大嘗祭(だいじょうさい)」です。これは、天皇御一代に一度行われる祭祀です。
当社におきましても、11月14日の午前10時30分より、本殿にて「大嘗祭当日祭」を斎行いたしました。
新穀が見事に稔り、収穫できることは神様の御加護に加えて、日々の勤労の積み重ねによるものであり、殖産興業の根元であります。
福岡県内外の多数の崇敬者の皆様からの真心のこもったお初穂を御神前に供しました。
神楽奉奏
大嘗祭当日祭では、宮司一拝に始まり、御扉を開く、神饌を供す、神社本庁幣を献ず、などに続いて、玉串拝礼を執り行いました。
また、「献米表彰」「退任者特別表彰」「特別崇敬者表彰」も執り行い、引き続き、記念写真撮影の後に高良会館6階にて「直会」を開催いたしました。
多くの皆様に御参列いただきまして、誠に有難うございました。
献米表彰・退任者特別表彰・特別崇敬者表彰
10月11日(金)、第29回高良大社 観月祭を執り行いました。「月神」と称えられる高良玉垂命の御神威を仰ぎつつ、清秋のひとときを御参拝の方々と賑やかに過ごしました。誠に有難うございました。
10月11日(金)、午後6時より、第29回高良大社観月祭を執り行いました。
観月祭は、古くから月を愛でる祭りとして全国的に行われています。
陰暦の9月13日、いわゆる「十三夜」に高良の神様が御出現されたことにちなみ、高良の神様は「月神様」と言われています。
当日は、「月神」と称えられる高良玉垂命の御神威を仰ぎつつ、御参拝の皆様と共に清秋のひと時を過ごすことができました。
◆神事
午後6時より、本殿・御神前において、観月祭神事・奉納行事を執り行いました。
御参列の皆様が厳粛な面持ちで見守る中、祝詞奏上、玉串拝礼など神事を行いました。
この後、奉納行事に移りました。
久留米喜多流奉賛会 筑前琵琶保存会
御奉納いただいた皆様です。
仕舞「融(とおる)」・久留米喜多流奉賛会
箏曲「乱」・岩村雅楽芙姫
琵琶「橋合戦」・筑前琵琶保存会 山中和子
吟詠「山行」杜 牧・加藤城勲 (以上 敬称略)
竹間宮司が御参拝の皆様に御挨拶いたしました。
「観月祭のこの機会に、こうして皆様に手を合わせていただきまして有難うございます。私たちが楽しく賑々しく過ごすことで神様も喜んでおられると思います。この3日間はお天気に恵まれ、良いおくんちを迎えることができました。心から感謝申し上げます」
境内では、表千家北村宗孝社中(福岡市)の皆様によるお茶席の御奉仕もいただきました。
神事を終えた頃の野点の席は、日も暮れて少し肌寒くなっていましたが、御参拝の皆様は美しい所作を見つめながらお茶をゆっくりいただいておられました。
午後7時を過ぎた頃の 本殿です。
ライトアップされた本殿に向かい、御参拝の皆様は手を合わせておられました。
◆直会
本殿での神事・奉納行事の後、境内で直会(なおらい)を行いました。
神楽「浦安の舞」・高良大社雅楽同好会
同好会の活動は高良大社の祭典での雅楽奉仕、「御井町っ祭」などのイベント出演・演奏です。
特設舞台では、奉納行事が行われました。
箏曲「桜」「三段の調」「飛躍」・生田流正派
神楽「浦安の舞」・高良大社雅楽同好会
和太鼓・御井鼓舞組
柳川日吉太鼓・柳川日吉神社
久留米にわか・久留米にわか保存会日吉ぎんなん社中 (以上 敬称略)
生田流正派 豚汁、お弁当、かっぽ酒などが振る舞われました。
観月祭はどなたでも参列できます。(会費・要予約)
来年も御案内をHPにていたします。多くの皆様方の御参列を心からお待ち申し上げます。
10月9日(水)、高良大社例大祭(高良山くんち)の「例祭」を執り行い、高良の大神様に1年間の感謝と御神徳を祈念しました。澄み切った秋空の下、多くの皆様に御参列いただきました。境内は御参拝の皆様で賑わっております。どうぞ、お越しください。
10月9日(水)の午前10時30分より、本殿において厳粛なる例祭を執り行いました。
例祭斎行にあたり、宮司一拝に始まり、宮司御扉を開く、神饌を供す、神社本庁幣を献ず、宮司祝詞を奏す、神楽「式神楽」奉奏、そして、玉串拝礼などを行いました。
宮司一拝 宮司玉串拝礼
例祭の後、竹間宮司が挨拶をいたしました。
「本日は晴天に恵まれ、年に一度の例祭を執り行うことができました。皆様にお越しいただきまして、高良の大神様も喜んでおられることと思います。
10月22日は即位の礼、11月には大嘗祭の儀式が執り行われます。令和の時代を迎えまして、皆様もどうか、意義深く、そして、日本という国を想いながらお過ごしください。皆様の御健勝、御発展を心からお祈り申し上げます。本日は御参列をいただきまして有難うございました」
神楽「式神楽」奉奏 宮司挨拶
祭典前には、久留米喜多流奉賛会の皆様による御奉仕で謡曲「高良山」が奉納され、祭典後には、高良山十景舞保存会の皆様による御奉仕で「高良山十景舞」が奉納されました。
多くの皆様に御参列いただきまして、誠に有難うございました。
久留米喜多流奉賛会 高良山十景舞保存会
本殿 御参拝 高良大社からの市街地の眺めを堪能されていました
神賑行事の「第19回嵯峨御流生け花展」も開催されました
中門内展示場では、華道嵯峨御流諸岡社中による「第19回嵯峨御流生け花展」が開催され、御参拝の皆様が足をとめてご覧になっていました。
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