11月23日 新嘗祭(にいなめさい)を斎行しました。功労者表彰、高良山写真展入選者の表彰も執り行いました。
今年初めて収穫された新米を高良の大神様にお供えし、
秋の実りの多きことを感謝申し上げました。
11月23日(勤労感謝の日)午前10時30分、本殿において神職が厳粛なる新嘗祭を執り行いました。
大前に献米者名簿を納め、宮司の祝詞奏上、献米使の中村康胤殿によって献米使祈願詞が奏上されました。
続いて、神楽『浦安の舞』が奉奏され、収穫に感謝し、人々の労働をねぎらい、事業の繁栄を祈念いたしました。
引き続き、功労者表彰、高良山写真展入選者の表彰も執り行いました。
大勢の皆様にご参列いただきました。心より感謝申し上げます。
神楽『浦安の舞』奉奏
あめつちの 神にぞ祈る 朝凪の
海のごとくに 波立たぬ世を
功労者表彰
◆本年度献米使
久留米市大橋町献米世話人 中村康胤 殿
◆献米世話人表彰
二十年功労表彰
杵島郡白石町 田中 藤代次 殿
十五年功労表彰
杵島郡白石町 藤井 勉 殿
十年功労表彰
八女郡広川町 加藤田九洲男 殿
五年以上奉仕表彰
久留米市山川町本村 岡 英一郎 殿
御井町高良内町地区代表者特例一年表彰
平成二十六年度御井町農事組合会長 柏原 邦秀 殿
平成二十六年度高良内町農業組合会長 井上 竜祐 殿
地区内世話人永年・定年奉仕表彰
久留米市太郎原町 下田 学 殿
杵島郡白石町 江口 一 殿
杵島郡白石町 小野 勝 殿
杵島郡白石町 山口芳明 殿
杵島郡白石町 山口 誠 殿
久留米市山川町追分 野村 静男 殿
大川市南郷原 中村 信嘉 殿
大川市北郷原 中村 典幸 殿
久留米市藤山町上村 中尾 脩介 殿
久留米市藤山町上村 中村 勝春 殿
久留米市藤山町上村 中村 弘昭 殿
◆功労者表彰
高良大社に多額の浄財篤志を奉納された
兵庫県神戸市在住 田中靜枝 殿
高良大社に多額の浄財篤志を奉納された
東京都中央区 畠山 秀信 殿
高良大社に多額の浄財篤志を奉納された
福岡市早良区在住 北野 民子 殿
高良大社に多額の浄財篤志を奉納された
大分県大分市在住 鹿子嶋俊平 殿
永年に亘り観月祭に柳川日吉太鼓を奉納された
柳川日吉神社宮司 山口 祥子 殿
永年に亘り観月祭に詩吟を奉納された
詩吟朗詠錦城流総師範 加藤 城勲 殿
永年に亘り観月祭に久留米にわかを献納された
久留米にわか保存会会長 木村 修一 殿
永年に亘り高良山おくんちに占い席を奉納された
占い師 松野 ルミ 殿
◆第4回高良山写真展表彰
高良山写真展に103点のご応募をいただきました。
誠に有難うございました。
新嘗祭におきまして、奉告の上、入選者の皆様を表彰いたしました。
高良大社宮司賞 日野 浩昭 殿
高良大社崇敬会会長賞 松山 将 殿
福岡県知事賞 宮原 典子 殿
福岡県議会議長賞 中井他家教 殿
久留米市長賞 藤本 仁 殿
久留米市議会議長賞 鎌浦 昭知 殿
西日本新聞社賞 長岡 基博 殿
審査委員長賞 江﨑 幸 殿
高良大社賞 井上 栄子 殿
高良大社賞 川津 敦子 殿
高良大社賞 的場 正行 殿
久留米ゆめタウン賞 宮崎 重孝 殿
久留米ゆめタウン賞 古賀 義行 殿
久留米ゆめタウン賞 豊福 仁美 殿
佳作(順不同)
塚本 修一 殿 宇木 浄 殿 元村 勝好 殿
古川 正則 殿 新免 聖二 殿 磯野 良一 殿
金子 修一 殿 黒木 丸生 殿 牧野 正幸 殿
大野 健男 殿 福本 勲 殿 甲斐 恵 殿
古賀恵美子 殿 内記 京子 殿 岡田 玲子 殿
緒方 康彦 殿 安徳 茂敏 殿 酒井 忠正 殿
堀 美子 殿 大藪 久智 殿 鐘ヶ江春雄 殿
石橋 正幸 殿 田中比呂美 殿 野口 豊 殿
増岡 信隆 殿 増岡みち子 殿 木下 伸彦 殿
新木 一郎 殿 福原 良一 殿 森 雄哉 殿
◆新嘗祭について
新嘗祭は、宮中及び全国神社で行われる新穀感謝祭です。
収穫の感謝と産業に関わる人々の労働をねぎらい、事業の繁栄を祈念いたします。
我が国は古くから『豊葦原の瑞穂の国(とよあしはらのみずほのくに)』と言われており、農耕の業・米作りが国の大元でありました。神道の古典書である『記紀 古事記・日本書紀』にも三大神勅の一つとして記載され、お米は日本の主食として神様からの有難い戴きものとして考えられております。
新嘗祭はその年に初めて収穫された新米を神様にお供えし、神様と共に戴く神事で、宮中ではこの日未明天皇陛下におかれましては、宮中三殿にて新穀を神々に奉られ、御自らもお召し上がりになられ、同床共殿(どうしゅうきょうでん)の悠久の伝統祭祀が斎行されます。
新穀が見事に稔り、収穫できることは神様の御加護に加えて、日々の勤労の積み重ねによるものであり、殖産興業の根元であります。
今日では単に収穫の感謝のみならず『勤労感謝の日』の名もある通り、遍く産業に関わる人々の労働をねぎらい、事業の繁栄をも祈念する祭となっています。
当社においてもその意義を踏まえて、福岡県内外の多数の崇敬者からの真心のこもったお初穂を御神前に供し新嘗祭を斎行致しました。
平成の大修理 国指定重要文化財 髙良大社の御社殿御屋根葺替につきまして、
奉賛金・御屋根葺替杮板(こけらいた)の奉納を受付しております。
どうぞ宜しくお願いいたします。
第16回高良山もみじ狩りが開催されました
11月22日、高良山中腹のもみじ谷にて「高良山もみじ狩り」が開催されました。
今年で16回となる「もみじ狩り」。 秋の恒例行事とあって、大勢の皆さんが来場されました。
このお祭りは、御井校区まちづくり振興会、高良山の森と環境を守る会が中心となり、地元の皆さんのご協力で開催されています。
秋のひととき、来場された皆さんは、ゆっくりと演芸会の出し物や出店の食べ物を楽しんでおられました。
演芸会では、太鼓演奏や民謡、吹奏楽演奏、タヒチアンダンス、ひょっとこ踊り、そして、高良山の歌などが披露されました。
食べ物販売は、豚汁、ぜんざい、おにぎり、焼きもの、かっぽ酒など。
地元の皆さんのおもてなしの心が伝わる催しでした。
往時の高良山二十六ヵ寺の中心であった蓮台院御井寺跡(久留米藩主有馬家の邸、後に高良大社宮司邸)の辺りは、紅葉の名所「もみじ谷」です。
高良山十景の一つ「中谷の紅葉」と呼ばれ、江戸の昔より紅葉で名高い場所でもあります。
今も残る山門ともみじは印象的な景色です。
秋の高良山に、どうぞ、お出かけください。
10月27日(火)「仮殿遷座祭」を斎行いたしました。御社殿御屋根葺替工事にともない、高良大神様に本殿より仮殿へお遷りいただきました。
仮殿内 遷御の儀
平成27年10月27日(火)午後6時、仮殿遷座祭を厳かに執り行いました。
これは、御社殿お屋根葺替工事にともない、高良大神様に本殿より仮殿へお遷りいただく祭祀です。当日は、高良大社責任役員・総代、平成の大修理奉賛会などの皆様にご参列いただきました。
午後6時、宮司以下祭員は祓を修し、本殿にて、宮司が大神様に仮殿へお遷り願う祝詞を奏上いたしました。
遷御(せんぎょ)の儀では、一斉に明かりを消し、「浄闇(じょうあん)」の中、「絹垣(きぬがき)」にて人の目を憚り、松明(たいまつ)の明かりと「オー」という「警蹕(けいひつ)」が周囲の緊張を高める中、大神様は仮殿へとお進みになられました。
「入御(にゅうぎょ)」なさいますと、お食事「神饌(しんせん)」を大前に献じ、仮殿にお鎮まりいただき変わらぬ御神徳を願う祝詞が奏上されました。
そして、奉拝者代表の皆様に玉串拝礼、竹間宮司の挨拶、高良大社責任役員・総代代表挨拶、平成の大修理奉賛会会長などの皆様にご挨拶をいただきました。
仮殿遷座祭終了後、参列者の皆様は仮殿内に進まれ、ご拝礼をいただきました。
誠に有難うございました。
◆仮殿遷座祭のご紹介
国指定重要文化財の御社殿は、昭和49年から51年に解体修復工事を行ってより約40年の歳月が過ぎ、屋根部分に傷みが進行し雨漏りの危険性が指摘されるなど限度を超えるため、屋根葺替工事を実施することとなりました。
施行に際しては、神殿に鎮まります神様の頭上に上がるのは畏れ多い事として、神様には一旦、仮の御殿にお移り戴き、その上で着工となります。よって、仮殿遷座祭となります。
仮殿遷座祭とは、本殿より仮殿へ霊代(みたましろ・御神体)を遷御(せんぎょ・霊代をお遷しすること)する祭祀であり、下遷宮(げせんぐう)とも称します。
仮殿は本殿の近くに設けますが、この度も前回に倣い御社殿向かって左奥の神輿庫(みこしこ)を用います。こちらに神様には屋根葺替工事中、御鎮まり戴くべく内部を設え申し上げます。
神輿庫前には日々神饌(しんせん・神様のお食事)を献じるための幣殿(へいでん)を、その前方には各祭典、御祈祷のおり皆様方に拝礼戴くための仮の拝殿(はいでん)を設けます。
こちらで、この秋より2年間あまり、祭典ご祈祷をお仕え申し上げる事となります。