1月15日、玉替祭(たまがえさい)を執り行いました。「宝珠みくじ」で、今年一年、幸運が授かりますようにー。境内は雪景色の中、多くの参拝客で賑わいました。
1月15日、恒例の「玉替祭」が行われました。
玉替祭では、宝珠を象った「宝珠みくじ」がこの日に限り授与されます。
当日は朝から雪が降りしきり、境内は白銀の世界となりましたが、「今年一年、幸運を授かりますように」と願う参拝客の皆様で長蛇の列となりました。
午前9時から神事が執り行われ、神職によるお祓いの後に授与が始まりました。
「玉替祭」は江戸時代よりの伝統行事のひとつです。
玉替祭の「玉」とは、高良の神さま(玉垂の大神)が神功皇后をお助けされた際、
宝珠をもって道を開かれたという伝説、縁起によるものです。
「宝珠みくじ」は一体500円。
今年も幸運が授かりますようにとの願いを込めてー。
「宝珠みくじ」は、一体500円で授与されます。
また、各企業等のご厚意による協賛の品々がいただけます。
お米やお酒、お花、お食事券、新鮮な果物、野菜などの品々。
参拝者の皆様は、今か今かと期待に胸を膨らませて、自分の順番を静かに待っておられました。
「お野菜です。あちらから選んでお持ち帰りください」
くじを開けて神職がそう伝えると歓声があがり、皆様はとびきりの笑顔に。
「野菜がたくさん。有難うございます」
「わあ、お米だ。やったー」と、子どもたちの嬉しそうな声。
「宝珠みくじは持ち帰りいただき、お守りとして神棚などにお祀りください」
大願成就の「宝珠」。
この日限りの「干珠(かんじゅ)満珠(まんじゅ)」が社頭に。
触れて、抱えて、開運をいただいておられました。
この日限定で、「宝珠」が社頭に出されました。
高良の神さま(玉垂の大神)が神功皇后をお助けされた際、干珠(かんじゅ)と満珠(まんじゅ)という2つの宝の玉を海に投げ入れて国を護り、開運に導かれたとされています。
これは神様のご神徳を象徴するものです。
夫婦円満、家内安全、縁結、無病息災。
手で触れたり、ご夫婦やご友人で力を合わせて持ち上げて「開運」を祈る姿がありました。
子どもたちが小さな手で触れて、お願いをしていました。
◆ご協賛をいただきまして有難うございました。
ご芳名を掲示させていただきました
境内で子どもたちが雪だるまを作っていました。力作です。
来年の玉替祭も、ぜひお越しいただき、新しい一年の「福」を抱いて、お帰りください。
工事進捗状況 第五回 第2、3、4回の見学会が開催されました。御屋根葺き替えも着々と進んでおります。
台風により延期となっておりました、第2回、第3回の御屋根替え現場見学会が9月17日、18日に開催されました。
両日併せて約130名の方々が見学にお越しになりました。
高良大社奉賛青壮年会、及び久留米大学の学生ボランティアの皆様のご協力をいただき、急な日程変更にもかかわらず、無事に開催の運びとなりました。
10月22日には、「高良山の史跡・文化財をめぐる見学会」と題して、御井校区、高良内校区、山川校区の子供会の皆様にご案内し、小学生、保護者の参加による「高良山の史跡めぐり、御屋根葺き替え工事」の見学会が行われました。
地元の子供たちに高良山について学んでもらいたい、との趣旨のもと、高良山観光ボランティアガイドの方々と久留米大学の学生ボランティアとの事前の勉強会を開催し、準備を整え、この見学会の開催となりました。
見学会開催に当たりましては、工事関係者、奉賛青壮年会、地元の観光ボランティアガイド、久留米大学のボランティアの皆様を始め、沢山の方々のご協力をいただきましたこと、厚く御礼申し上げます。
御屋根葺き替え工事は、台風による被害もなく、順調に進められています。
本殿東側の御屋根は、棟までほぼ一面に柿板が葺かれており、現在は軒の補修が進められています。
南・北側も葺き進んでおり、写真右の「谷」と呼ばれる箇所もきれいに葺かれています。
黒い文字が見えますように、皆様方に御奉賛いただいております柿板も、葺き込まれていきます。
また正面西側の御屋根は、ロープによる、耐震補強工事が行われました。
ロープによる補強は、建物を傷つけないという利点があり、大きな地震、強風への備えとなります。
また補修のために、社殿の錺(かざり)金具や、高欄(こうらん)、建具などの金具の取り外しが行われました。
11月中旬より、御社殿内部の工事も始まります。殿内の装飾・建具などの修理が、御屋根の葺き替えと並行して行われていきます。