令和六年 頌春 宮司ご挨拶
令和6年01月01日
頌 春
宮司 竹間宗麿
令和六年甲辰 の新春にあたり、謹んで天皇・皇后両陛下のご安泰と皇室の弥栄をご祈念申し上げますと共に、崇敬者各位のご発展・ご隆昌をお祈り申し上げます。
旧年はコロナ禍以来、縮小しておりました神事等を少しづつ従来に復しながらも滞りなくお仕え申し上げました。
その中、当社所蔵の「筑後国符写」「筑後国解写(神名帳)」(「斉衡 ・天慶 文書」)をはじめ、百四十六通の文書が旧年六月に新たに国の重要文化財に指定されるに至りました。これらはご祭神の諸説に関わる諸課題も内包するものです。平安の御代迄遡る文書が今に至る迄存在することに、高良山代々の先賢の方々に敬意を表し感謝申し上げる次第であります。今後は保存は元より更なる調査を重ねて、高良大社の信仰・歴史を伝えるべく進める所存であります。
さて本年は辰年でありますが、当社祭神の神裔の家には「黒龍」の紋が伝わります。これは高良神の化身である黒龍が輪を巻きながら天に昇る状を表したものです。
この事にあやかり、本年が皆様にとりまして昇運に向かわれ幸多きことを祈念申し上げまして、新春のご挨拶と致します。
社報「たまたれ」通巻48号(令和6年1月1日発行)に、
宮司ご挨拶を掲載しております。