高良山ウォーキングくらぶ：第68回高良大社出会いウォーク

第68回高良三泉で泉福を賜る出会いウォーク

平成22年1月25日開催

「アサツマ（朝妻）、ホウルイ（磐井）、トツコマ（徳間）、このところの潮井を汲みて祈らば、才覚、利根、知恵、満足せり。なんたる願いも、かなうべきなり」との伝承があり、この三泉にはいにしえより霊験と威徳がありました。年初めに泉を巡り、初井でお祓い、昇殿して一年間の無事を祈願します。

高良三泉をめぐる年初のウォークはまず朝妻から。写真はJR久留米大学前駅のロータリー。真ん中付近に見えるのが朝妻頓宮跡の記念碑。お神輿がお休みになる所です。

高良山参拝には「まず朝妻」。朝妻の清水で身を清めて山を目指すのがしきたりでした。湧き出る泉をのぞきます。へこかきみそぎ場は泉から水をひいた写真右手です。

続いて磐井の清水。ホウルイノ清水とも呼ばれ、神仏習合時代に高良山で出家する時に使うお潮井であったと伝えます。今でもお地蔵様などがまつられます。

柵の向こうが磐井の清水の湧き出る泉。水量は減りましたが、今でも水は出ています。「磐井」の名が遠い古代のロマンを感じさせます。

3番目に向かったのは徳間の清水。ここはちょうどその入口になります。徳間の清水は高良山の愛宕山にいた天狗が独鈷で掘ると湧き出たという泉です。

車道から徳間の清水へ向かうところ。小さな看板はありますが、なかなか一人では見つけきらんかもしれません。伝法・秘法を修行する時のお潮井と伝えます。

三泉をめぐって今回は高良内の妙見道から山を登りました。ここは下向坂をあがった所にある平成4年の御神期大祭（50年１度のお神輿渡御のあるお祭）の記念碑前。

大楠の広場を通り高良大社へ。年に一度の高良三泉めぐりのウォーク。一人歩きでは一度に回ろうとは思わないコースといえます。中門が見えてきました。

御殿にあがる前にお清めのお祓いです。高良三泉から汲んだお潮井をつかいます。高良山ではこの上ない贅沢なお清めですぞ。杉葉をつかうのも高良山らしいデス。

高良山ウォークの安全を祈念する正式参拝。高良山ウォーキングくらぶの稲益会長、解説の松尾先生、久留米ウォーキング協会の辻会長と皆さんの順に玉串拝礼。


上の3枚は10回のかたがた、おめでとうございます。「わたし10回じゃない？」と思ったら事務局におたずねを。今回で実に68回目のウォーク。回数を重ねると時間がかかるので、その月で10回を迎えるかたのみお呼びする場合も多いです。

上の3枚のうち左側は30回記念の高島さん。高島さんにはスタッフとしてお手伝い願ってもいます。真ん中と右側の女性は、50回記念の井手さんと石橋さん。68回中の50回！お二人は年内には60回超えも！皆さんおめでとうございます。
	こちらは今回でなんとその60回に到達しました布花原さん。布花原さんもほぼ皆勤賞ですね、頭が下がります。このまま行くと布花原さんは年内に70回到達もありえますね～。本日はまことにおめでとうございます。なお、今回は昇殿の際に細かい雨がふりしきっていたので、祈願祭の合間をいただいて、急きょ御社殿で表彰や記念撮影も行いました。後で聞くと、昇殿されなかったかたもいたそうで、申し訳ありませんでした。また、殿内での撮影となりましたので、写真が少し暗くなりました。この点もご容赦くださいませ。